病気に対処するホメオパシー

代替治療といわれるホメオパシー

ホメオパシーというのは聞き慣れない言葉ですが、病原因子と同じ性質をもつ物質の、少量で治療する方法のことです。同毒、同種、類似、療法ともいわれています。(「ホメオ」は「似た」、「パシー」は「苦悩」を意味しています)。

 

ホメオパシーは、新時代医療ともいわれています。しかし、実際には2000年以上も前から存在する原理に基づいています。また、ホメオパシーは十九世紀にヨーロッパやアメリカで広まり、数々の成功をおさめました。

 

医学の父と呼ばれるギリシャのヒポクラテスが、かつて「病の原因にその治療法を見つけよ」といいました。これが現代ホメオパシーの哲学なのです。
ホメオパシーの原則は単純です。ある病気の症状はからだが自然に治癒しようとするサインなのです。いままでの医療で行われてきたように症状を薬で抑えようとするのではなく、症状を完全に発症させてからだの自然治癒能力を引き出すのです。病の原因に治療方法を見いだすというものです。

 

ホメオパシー理論では、ある物質を薄めることをポテンタイズ(効能効果助長)といいます。

 

一般的なホメオパシーは、ホメオパシー医師が患者に応じた調合で一種類の薬を処方します。これまでのやり方では、療法士は椅子に座って患者と一時間以上も話をし、患者の症状や性格からその患者にあった独自の治療を行います。

 

現代のホメオパシーは、200年の歴史をもつホメオパシー医学をもっと現代的にしたものです。自然食品店や薬局で多くのホメオパシー薬が売られています。この、一見難しそうなホメオパシー薬を使うのに、ホメオパシーについて詳しく知る必要もありません。ほかの市販薬と同じように製品ラベルに明記してあります。

 

ホメオパシー薬は薄いので副作用はありません。現在、世界中で約5億人がホメオパシー治療を受けているとされています。2000種類以上ものホメオパシー薬があります。

 

これらの製品の多くにはハーブが含まれていますが、ホメオパシー薬はポテンタイズ(希釈)されていて、ほかのハーブ治療薬とは異なります。

 

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